2016.03.01
「初めてのことで何も分かりませんからお任せします」
葬儀のご依頼をいただく際、ご遺族からこのような言葉を掛けられることがあります。
しかし、ある程度の予備知識がないと葬儀社の言うままになってしまう可能性があるので注意が必要です。
事前に相談し、想いを伝えている場合に比べ、トラブルになりやすいとの指摘もあります。
独立行政法人「国民生活センター」には葬儀に関する相談が多数寄せられており、件数は年々増加しています。
ホームページに公開されている事例として
「価格やサービス内容について十分な説明がない」
「質素な葬儀を希望したのに高額な料金を請求された」
「互助会の積立金で全額賄えると思っていたが追加の費用が発生した」
などがあります。
また、トラブルを防ぐアドバイスとして
①契約をする前に見積もりをもらう
②見積もりに含まれない費用がどの程度あるか確認する
③予算を決めて、見積もり以外の費用がかかるときは必ず事前に相談するよう葬儀社に伝える
④一人で判断せず家族や親戚に相談する⑤自分や家族の葬儀をどのように行うか予め話し合っておく
―などを挙げています。
近年、葬儀相談が一般化したとはいえ、まだまだ事前に葬儀社を探すことに抵抗のある方はいらっしゃいます。
それは事前相談が大切な方との別れと向き合うことでもあり、頭で分かっていても、心では避けたいと願うものだからです。
しかし、お葬式で後悔しないためには事前相談は重要です。このところ来館に加えて、電話やメールでの相談も増えています。
一番相談しやすい方法で葬儀社にお問い合わせください。