女性スタッフ日誌：「優しい生き方がこのお写真に出ているんだ」

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女性スタッフ日誌：「優しい生き方がこのお写真に出ているんだ」

2020.07.05

用意された故人様の遺影写真はとても穏やかで、今まで拝見させていただいたどのお写真よりも私の心に残るお写真でした。

他のスタッフもそう感じていたようで、
「このお写真、なんか、いいね」
と話しました。

全く知らない人なのに何故だろう…不思議な気持ちでしたが、お手伝いさせていただくうちに故人様の『人となり』を知って行く事になりました。

ご家族を心から愛し、まわりの方を慈しむ。

明るい性格で祭ごとには率先して参加し、ご自身が美味しいと思ったものはみんなにふるまう。

ボランティア精神の塊のようなお父様だったと。

お子様達のご挨拶でも、お父様に対し同じような様子が紹介されており、皆様の笑顔と涙を誘っていました。

そのときに、
『この方の優しい生き方がこのお写真に出ているんだ』
と感じました。

ご家族の方が
「これも一緒に柩に入れていい？」
と持参された物は、焼酎と愛用の帽子とお洋服。
それと、長い間大事にされていたお人形でした。お人形は古いものでしたが、とてもキレイに手入れされていました。

アクティブなイメージの故人様の繊細な一面を垣間見たようでした。

感染防止の為の自粛も緩和された時期ですが、まだ自粛ムードのある中、お通夜お葬儀、両日共に知人の方が駆け付け、出棺の時は沢山の皆様に見送られた故人様でした。